４月４日、埼玉教育フォーラム９周年集会が、さいたま市民会館うらわで行われました。教職員のみならず、労組、市民団体などから80名を超える人たちが参加しました。
　集会は、持田共同代表の挨拶の後、金子埼玉教組委員長による講師紹介後、講師の高嶋伸欣さん（琉球大学名誉教授）が、「安部政権の教育政策にどう立ち向かっていくか？！」というテーマで、講演を行いました。
　高嶋さんは、多くの資料を駆使しながら、安倍政権のめざす「愛国心」強要の国家主義教育、教科書問題、南京事件の報道の裏側、道徳教育の教科化の問題等について、また、それに対抗すべき私たちの教育現場の底力について、丁寧に話されました。
　特に、改定学校教育法は、健全な中身を保持しており、「公正な判断力並びに公共の精神に基づき主体的に社会の形成に参画し…」（義務教育）「広く深い理解と健全な批判力を養い、社会の発展に寄与する態度を養う…」（高校教育）など、思考力、判断力、批判力を求めており、私たちが積極的に依拠し、活用できること、教科書の政府見解記述義務化などあまりにお粗末な強権発動に、文部官僚も反発している例、産経新聞でも、南京事件について、論争では日本側の負けは確実の報道していることなどを紹介、安倍政権の暴走を食い止めるのは幅広い私たちの抵抗力の由来であると訴えました。