合同会社デガウスは、2017年6月23日に設立しました。

主な業務は、依頼主より作りたいコイルの内容を聞き、できるだけ要望に沿ったコイルの設計を行い、それを製造することです。


コイルとの関わりは、ブラウン管用偏向ヨークの設計開発から始まりました。

作りたい形のコイルにするためにどのような構造の巻線治具が必要か、コイルを保持するボヒ゛ンの形状はどうか、耐熱に対しボヒ゛ンの材質は何が良いのか、スキン効果を考慮すべきかどうか、など基本的な経験ができたかと思います。


ユーザーに対する守秘義務があるため、今までにこんなコイルを作ったと言えませんが、個人的に最も印象に残っているのは、アルマ電波望遠鏡(南米チリ)に組み込まれているニオブチタン線を使ったマグネットコイルです。望遠鏡の建設工事が終了した後、記念講演に招待されたことが良い思い出として残っています。


人工衛星の姿勢制御のためにコイルを使うと言う会社もありました。地磁気を利用してコイルで姿勢制御するそうです。


こんなコイルを作りたいと考えている方、気軽に問い合わせください。

例えば、内径φ10mm、外径φ20mm、厚さ10mmのコイルを作りたいが、最大何ターンまで巻線できるか?

こんな形のコイルを作りたいが、製作可能か?

内径300mm程度の地磁気キャンセラーコイルを作りたい。などなど。


巻線するときに欠かせない道具が竹(へら)です。

電線を巻いていくと微妙に乱れが発生するので、竹を使って修正します。この竹の使い方が巻線のコツと思います。